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2010年6月12日(土)に行われました日本被害者学会第7回理事選挙後に開催されました理事会におきまして,理事長に選出されました椎橋隆幸でございます。
本学会は,被害者の問題を学際的かつ総合的に研究するために設立されました。ここでは,それぞれの会員が各自の研究のバックグラウンドとしている法律学,社会学、教育学、精神医学,心理学等の学問領域から,被害者の問題についてアプローチをしつつ、同時に共同して研究が行われております。この学際的な学問である被害者学の研究は,実証に基づくevidenced basedなものでなければなりません。このような多角的かつ幅広い観点から,本学会では,被害者の問題について研究が行われております。
本学会では,会員の研究成果をまとめた学会誌として「被害者学研究」が年1回刊行されております。最新号である日本被害者学会設立20周年を記念した「被害者学研究」20号(2010年)の巻末に掲載されている「被害者学研究」の研究成果の一覧を見ますと,本学会では,その時々の社会における重要な被害者の問題が,学術大会のテーマとして取り上げられてきました。また,その研究成果は,法律や条例の制定,被害者に対する施策や取組みにも一定の影響力を与えてきたと自負しております。このことは,本学会における研究が実証に支えられたものであるからであると確信しております。
今後も,被害者学が理論と実証をベースとして,さらに発展していくために微力を尽くしたいと存じます。
2010年6月12日
日本被害者学会理事長
椎橋 隆幸
理事長挨拶